猫の薬の飲ませ方【錠剤の場合】

どうも!
「おじんぬユさんぬ」のおじんぬです。
ユさんぬ大好き!


突然ですが、猫にお薬、スムーズに飲ませられていますか?



愛猫と一緒に暮らしていると、どうしても「薬を飲んでもらわなければならない場面」が出てきますよね。




ユさんぬに最初に薬が処方されたのは、確か避妊手術の後のこと。錠剤でした。


その時お世話になっていた動物病院の先生に「錠剤の飲ませ方」を教えてもらったものの、


猫に薬を飲ますのが初めてだったので、口を開けて飲ませる方法が上手くできるかどうかどうしても自信がなくて、


ごはんに混ぜたら一緒に食べてくれないものか?と試したことがありました。


こっそりとごはんに錠剤を潜ませて、ドキドキしながら様子を見ていたら、ユさんぬがバクバクといつものように食べ始めたので、


「やった!これは、いけるのでは!?」


と興奮しながら食べ終わるのを待ち構えていたんですが、



……しばらく後に目に入ってきたのは「綺麗に錠剤だけ残されたごはん入れ」。



この時のおじんぬは、超初心者だったので、「ドライフードの中に小さいけど丸のままの錠剤を潜ませる」という、


今思うと絶対食べてもらえないような方法をとってしまっていたんですが、



猫はとても匂いや味、気配に敏感な生き物。



小さくして潜ませてみても、ウェットフードやおやつに混ぜてみても、なかなか簡単にはいかないケースも多いですよね。


そんな時、「直接口の中に錠剤を入れて飲んでもらう」という方法は、やっぱり一番確実な方法。※個体差や性格もありますので、全ての猫に当てはまるものではありません。



ということで、最初の失敗以降、おじんぬは獣医さんに教えていただいた「直接口の中に錠剤を入れて飲んでもらう」方法をベースに、


ネットで調べてこれいいかな、と思うやり方も取り入れたりしつつ、少しでもスムーズに上手に飲ませてあげられるように、自分なりに意識して毎回試しています。



今日は、そんなおじんぬがヨメ猫ユさんぬに取り入れている「薬の飲ませ方」、ユさんぬはこれまで錠剤しか処方されたことがないので、


今回は「錠剤の飲ませ方」を、説明してみたいと思います。


最初に下記のことだけご了承のうえ、ご覧ください。よろしくお願いします。


これは、あくまでもおじんぬがユさんぬに取り入れている方法です。

動物には個体差もありますし、それぞれの猫ちゃんに最適な方法があると思いますので、

最初に獣医さんなど専門家の方から適切な方法の指導を受け、実際に試しながら、ケースによっては獣医さんなどと相談しながら、

可愛い愛猫に最適な方法を見つけていってください^-^


では、行ってみましょう!






猫の錠剤の飲ませ方




①まずはリラックスした空気で猫に近づく


さあ、これから愛猫に薬を飲ませようという時。



まずはここで最初のポイントです。

ポイント
決して気負って構えすぎないこと


初めてチャレンジするときや、間が空いている時などは特にそうだと思いますが、
「これから薬を飲ませるぞ!」と思うと緊張したり、気負って構えてしまうもの。



でも猫はとっても気配に敏感です。



主の雰囲気から確実に何かを察知して、薬を飲まそうにも、そもそも逃げてしまってつかまらなず、スタートすら出来ない、というようなこともあります。


それに自分自身緊張してしまうと、上手く出来るものも上手く出来なかったりしますので、


出来る限りリラックスして、猫に嫌な予感を与えないように何気ない感じで、薬を用意して近づきます。



おじんぬの場合は、ユさんぬに薬の気配を気取られないように、ユさんぬに薬が見えないようにしながら近づいたり、


薬を持ってきたらそのままユさんぬに近づかず、パソコン机に一度座って、「薬を持って来たわけじゃないよ」ていうような態を装って少し時間を置いてから、改めてもう一度近づいたり、


と、色々自分なりに工夫しています。


②薬を飲ませる体勢を整える


無事猫に近づけたら、薬を飲ませやすい自分と猫の立ち位置や体勢を決めて、猫にその体勢になってもらいます。


おじんぬの場合は色々試した結果、ユさんぬにキャットタワーの中段辺りとか、カラーボックスの上など、ちょっと高い位置に


エジプト猫座り(よく見るお尻をつけて前足を行儀よく揃えた座り方です)」してもらって、おじんぬはその前に立って、正面から飲ませる、というスタイルになりました。



何回も飲ませていくうちに、自分と愛猫にとってお互い一番やりやすいスタイルが見えてくると思いますので、試しながらベストな方法を見つけてみてください^-^


③片手の親指と人差し指で薬をつまんで持つ


おじんぬは、現在は自分がやりやすいので利き手と逆の手で薬を持っていますが、


獣医さんに教えていただいた&調べてみた情報を総合すると、セオリー的には薬を持つ手は利き手が良いようです。


④反対の手で猫の頭を固定させ、上向かせる


薬を持つ手と反対側の手で猫の頭を後ろから包み、猫の両側の頬骨をしっかり掴んで固定させ、上向かせます。


猫の力は結構強いので、しっかり押さえることが必要です。


セオリー的には利き手と逆の手がおススメされています。



⑤猫の口を開けさせる


薬を持った手の中指を使って、人間の前歯に当たる猫の下の小さい門歯(切歯)に指をかけて、下顎を下げていく感じで猫の口を開けさせます。


最初に中指で猫の唇や上下の門歯を上下になでて、そのまま下の門歯に指をかけ、ぐいーっと押し下げていくと、若干ですが口が開きやすくなるような気がします。



⑥開けた猫の口に錠剤を落とす


いよいよ猫の口の中に薬を落とすわけですが、口を開けられて薬を入れられることが好きな猫なんて、当然のことながらいる筈もないので、嫌がって首を振ろうとしたりもします。


片手でしっかり固定していても、猫の首の力は結構強いので、なかなかスムーズに飲ませられない場合もあり、あせってしまうことも多々あります。(最初は特に)


でもこの時一大事なのは

ポイント
・とにもかくにも慌てないこと
・錠剤を投げ込まないように注意すること
・薬は喉の奥の真ん中に落としてあげること


薬を入れる時にあせってしまうと、方向が反れて上手く飲ませられなくなってしまったり、猫が口の端に入ってしまった薬を吐き出そうとするうちに薬を味わってしまい、泡を吐いてしまったり等々、まず良いことがありません。


なので、とにかく慌てずに、喉の奥の真ん中に薬を落としてあげます。
(投げ込むのはNG)



おじんぬは、喉の奥、舌の一番奥の方の真ん中に錠剤を置いてくるようなイメージでユさんぬの口の中に錠剤を入れています。



⑦猫の口を閉じさせ、錠剤を飲みこませる


錠剤を喉の奥に落としたら、サッと口を閉じさせて、猫が錠剤を飲みこむまで、口を閉じさせたまましばらく喉をさすってあげます。

ポイント
・口を閉じた後、喉をしばらく上下にさすってあげると、飲み込みやすくなるようです

・錠剤を飲みこむまでは、猫の頭をしっかりと固定させている手を離さず、上向かせ続けます



⑧錠剤を飲み込めたら少量の水を飲ませてあげる


猫が無事に錠剤を飲み込めたら、シリンジなどで少量の水を飲ませてあげます。


この時水を飲ませることで、猫が薬を食道につまらせたり、食道炎を起こしたりする可能性を減らすことが出来るそうです。



⑨無事に完了したらいっぱい褒めてあげる


無事に薬を飲ませることが出来たのはひとえに愛猫の協力のおかげ。


無事に終わったらいっぱい褒めてあげたり、撫でてあげたりしましょう。


心を込めて褒めてあげると、猫はその気持ちを察知して、嬉しそうにしてくれたり、誇らしげな表情や、まんざらでもない顔、等々色んな顔を見せてくれるものです。


薬を飲むことに良いイメージがつけば(少なくとも悪いイメージがつかなければ)快く協力してくれる可能性も高くなるかもしれませんしね^-^


なんて言うまでもなく、小さい体で好きでもない薬を飲むのに協力してくれてる姿を見ると、自然に褒めの言葉も出まくってしまうというものですよね^-^



おじんぬもユさんぬが薬を飲み終わるたびに

「ユウさん(本名)グッド、キャーット!」とか、
「ユウさん(本名)スーパー、キャーット!」とか、
「ユウさん(本名)パーフェクト、キャーット!」とか、

暑苦しいことこのうえなしにユさんぬを褒めまくっています(笑)
えらいね!ユさんぬ^-^



以上、「猫の錠剤の飲ませ方」の説明でした。



『CLIP STUDIO PAINT』で描いた【うごくイラスト】を交えた説明動画も作ってみましたので、貼っておきます。


【うごくイラスト】部分は初めてのチャレンジで試しに作ったものなので、拙いことこの上なしですが、よかったら見てみて下さいね^-^



「おじんぬユさんぬのYouTubeチャンネル」はこちらから→


まとめ

今回、おじんぬの取り入れている「猫の錠剤の飲ませ方」を説明してみましたが、実のところ、「猫に薬を飲んでもらう」ということは、なかなか簡単にいかないものです。


実際おじんぬも、何度も失敗したり、上手に出来なくてユさんぬに謝ったこともいっぱいあります。


少し慣れても、期間が空くと、勝手を忘れてしまって、また最初は失敗してしまったり。(ブランクが空くのは良いことなんですが)


ただ、どんな猫でも一度も薬を飲まずに猫生を終えることは難しいと思いますし、年齢を重ねるごとに飲まなければならない場面も少なからず出てきます。


動物には個体差もありますし、セオリーが自分の愛猫に合ってるかどうかも、実際試してみないと分かりません。


なので、薬を飲むことになった機会には、早いうちから、愛猫と協力し合って、自分達に合った方法を試しながら模索していきたいですよね。


それにはとにかく飼い主側が慌てないこと、落ち着いて状況を正確に見渡せることが大事だ、ということがおじんぬも経験則の中で分かってきました。



いやあ、おじんぬは心配性なのでついつい気負ってしまったり、慌てたりあせったりしてしまうんですが、ホント、まず碌なことになりませんでした。


何事もゆったり構えている(もちろん肝は抑えつつ)くらいが丁度いいんですよね。
これがなかなか難しいものですが。


ポイント
・猫に無理強いはしない
・困った場合は獣医さんなど専門家に相談する


上の2点を念頭に入れて、



とにかく「猫に無理をさせず、嫌な印象を与えない」ことを大事に、


自分でどうにもならなそうな時は、無理に自分で解決しようとせず、餅は餅屋、獣医さんなど専門家の方の力をお借りして、


自分と愛猫双方に少しでもストレスの少ない、ベストな方法を確立していけたらいいですね^-^



以上、「猫の薬の飲ませ方【錠剤の場合】」 でした。


ここまで見てくださって、有難うございました。
おじんぬでした^-^



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